Why Can't This Be Love - Van Halen('86 / US / "7 or CD)
僕はそもそも「ルーツ」がハードロックな人です。
なので、パンクでもパワーポップでもモッドでも「こだわり」というモノがありません。
それこそ、「ヴィジュアル系」だって大好きでした。
いいモノはいい。基本的にはそれでいいと思うんですけどね。
という訳で、VAN HALENです。
冒頭、ルーツがハードロックだと言いましたが、大きく3つ。そのルーツといえるバンドがあります。
GUNS 'N ROSES、VAN HALEN、AEROSMITHですかね。
まあ大小全部ひっくるめれば色々ありますが、大きく分ければこの3バンド。
それが僕のルーツです。
さて、VAN HALEN。今回ご紹介するのはこの「WHY CAN'T THIS BE LOVE」。
ボーカルのデイヴ・リー・ロス脱退に伴い、サミー・ヘイガー加入後の一発目の楽曲。
人によって、VAN HALENってバンドはデイヴ派、サミー派に分かれます。
まあどっちかっつうと、やっぱデイブ派の方が多いんですかね。
初代ボーカリストであり、「ロックンロール」を体現していたデイヴこそVAN HALENのボーカルとしてふさわしいって人はたくさんいるでしょう。
ウルトラ有名なこの「JUMP」もデイヴ期の曲ですし。
でもね、僕はサミー派なんです。VAN HALENっていったらサミーなんです。
そもそも僕、初めてVAN HALEN聴いたのが「DREAMS」なんですよ。
始めに「DREAMS」聴いちゃったらさ、サミーの虜になっちゃいますよ。そりゃそうですよ。
もちろんデイヴの魅力はそれはそれとして分かります。
でも「音楽」として聴けるのはサミー期のVAN HALENなんですよね。
「アイコン」としての存在とすればデイヴ。「音楽」として聴くならサミー。
色々と異論あるかもしれませんが、僕はそう考えてます。
だらだらと書いちゃいましたが、「Why Can't This Be Love」。
結局、この曲にサミー期のすべてが集約されてるのではないかなと思います。
華は申し分なかったデイヴ。しかし、ことボーカリストとしての資質はというと・・・。
今でも正直、デイヴ期の楽曲になかなか手が伸びないのはこれも大きな理由の一つです。
打って変わって、何といってもサミー・ヘイガーの圧倒的な歌唱力。
そのサミーのボーカリストとしての資質をフルに生かした美しいメロディ。
胸に突き刺さる切ない歌詞。
まー、そりゃ引き込まれますよ。全米NO.1?当然ですわ。
もちろん、デイヴ期を全否定する訳ではありません。
デイヴ期がなければVAN HALENは今日の名声を手に入れてなかったことは紛れもない事実です。
でも、僕にとって「VAN HALEN」ってのはサミー期なんです。
そして僕にとって、VAN HALEN全キャリア通じて、「Why Can't This Be Love」がやっぱナンバーワンなんです。
こんなに胸を締め付けられるメロディ、歌詞、演奏、どこにも存在しません。
まあきっと一生、聞き続けますね。間違いなく。
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