2018年9月16日日曜日

CARRY THAT WEIGHT - V.A.(04 / JP)

CARRY THAT WEIGHT - V.A.(04 / JP / CD)


CAPTAIN HEDGE HOG(まあ解散してますが)、ASPARAGUS、NOSHOWらが所属する個人的に日本有数のインディーズレーベル、3P3B。

その3P3B所属バンドによるオムニバスアルバムがこちら、「CARRY THAT WEIGHT」。

  1. FINE LINES / SMALL RED LIGHT
  2. AVANTI / サテンドール
  3. HOMMY / STING
  4. puli / JUST TAKE ONE STEP
  5. ANITA CHILI PEPPERS / 花びら
  6. ASPARAGUS / CRUEL AGE
  7. NOSHOW / SHE LEFT
  8. SHORT CIRCUIT / Carina
  9. CAPTAIN HEDGE HOG / MONMAYDOSCOY

個人的にはこのアルバムはやはり、NOSHOWとSHORT CIRCUITに尽きるんですよね。

NOSHOWはこのアルバムが発売された2004年当時、前年にPAVERSとのスプリットアルバムを発売し、その流れに乗って「SHE LEFT」を収録。

結成当時からあるらしい名曲がまさかの収録に、当時の僕は歓喜したもんです。

「SHE LEFT」はNOSHOWのアルバムにも再録バージョンが収録されてますが、個人的にはこっちのバージョンの方がソリッドな感じで好きですね。

んで、NOSHOWも最高なんですが、特筆すべきはSHORT CIRCUITの「Carina」。

Short Circuitというバンドを語る時、僕の周りの人たちはみな「やっぱBreak Your Wallでしょ!」といいます。

まあ否定はしないです。おそらくShort Circuitが注目されるきっかけとなった1stだし。

ただ、僕としてはShort Circuitって「Break Your Wall以降」なんですよね。

時代性もあったと思うんですが、いわゆる「メロコア」のお手本のようだった1stの「Break Your Wall」。

2ndの「Song Like A Self-Portrait」以降の早さもありつつのメロウさを前面に押し出してきたサウンドが僕にはしっくり来ました。

だって、2nd以降のShort Circuitは今でも聴くけど、「Break Your Wall」なんて今、全然聴かないもん。

いわゆるメロコアバンドの範疇でしかなかった1stから進化を遂げたのが2nd以降。僕はそう捉えてます。

そんなShort Circuitのベストソングを挙げるとしたら、オリジナルアルバム未収録のこの「Carina」。

ミドルテンポながらも疾走感あるサウンド、そしてしょっぱなから最後までずっと泣き。ひたすら泣き。泣きっぱなし。

ぶっちゃけ、NOSHOW目当てで買ったこのアルバム、「Carina」を聴いて目玉飛び出ました。

目玉飛び出たっつうか、震えました。曲聴いて身震いした数少ない経験です。

もはや「メロコア」って言葉自体が死語みたいなもんだし、「Break Your Wall」のパブリックイメージでShort Circuitを捉えてる人も多いと思うけど。

それで聴かないなんてホント一生損するよってレベルの名曲です、「Carina」は。

Short Circuit以外もNOSHOWはじめ、名曲揃い。ぜひ手にとってほしいコンピです。




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